迷路との関わり(7)

この構造で迷路を作れそうだが,問題なのは,それをディスプレイ上に表したり紙に打ち出したりするための平面に置き換える方法が見つからないことだった。階数も部屋数も少ない建物なら柱などの数も限られるので,通路になる柱や梁が全部見える角度を探し出すことはそれほど難しくはなく,それをそのまま平面に表現すれば迷路ができあがる。
全部見えるといっても,横向きの通路と縦の通路が前後にあって十字状に重なるような場合は例外で,後ろにある通路の一部分が切断された形になって見えていなくても,そこは繋がっている通路と見なすことに無理はないと思う。ところが,部屋を繋ぐ通路が一本でも完全に隠されてしまっている場合は,必要な条件が欠けることになり,迷路そのものが成立しないことになる。
建物の縦横に相当する垂直方向と水平方向の通路は,本数が増えても全部見せる方法は何とか考え出すことができたが,それらを繋ぐ奥行きに相当する梁,つまり平面上では斜め方向の通路が前後で重なるのを回避する方法がまったく思い付かなかった。(続く)
| 「亜空間」の現象の周辺 | 2012.06.11(Mon)19:58 | Comments2 | Trackbacks0 | 編集 | ▲
展示会に行けず、申し訳ありませんでした。
盛況だったことと思います。
くださんと迷路との出会い、楽しいですね。
ところで、あまり関係ないですがおもしろい亜空間ものを見つけたのでご報告します。
http://gaya.jp/face.gif
真ん中の☆をしばらく見続けてみてください。
2012.06.12(Tue) 12:54 | URL | オクヤ|編集