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 今年のスーパーボウルは期待したとおりの組み合わせになった。2008年の再来になる。カンファレンス・チャンピオンシップでは,両チームともディフェンスの強い相手と当たったからか,持ち味を発揮できたとは言い難い戦いになってしまった。ゲームの進行はまさに相手次第なので,このスーパーボウルでは,両クオ−ターバックの投げ合いが期待できる。ヘイルメアリーパスが見られるかもしれない。非常に楽しみだ。
 ここまで勝ち進んだのはチームが強かったからに違いないが,チームの優劣を決める要素は多岐にわたっている。個々の選手の能力や戦略以外に,健康管理やセカンダリーの育成,ホームスタジアムの応援,試合途上での戦略の分析や変更,モチベーションの維持などさまざまな観点のものを並べることができる。
 ボールを持たないディフェンスやオフェンスタックルなどの動きが仕合の組み立てを作り,そこにアメリカンフットボールの魅力があるのは分かっていても,テレビ中継では,ボールを中心にカメラが動くので,どうしてもクオ−ターバックに注目してしまう。
 そのクオ−ターバックにもいろいろな魅力があるが,ぼくはターゲットを捉えたときのパスワークに関心があり,そのときの空間把握の能力で一流の選手かどうかの違いが出るように思う。タイミングパスでもそうだが,ロングパスではなおのこと,ワイドレシーバーとコーナーバックの動きや位置,能力差などを考慮して,ボールを巧みに投げ分けているはずだ。投げる瞬間,クオ−ターバックにはボールの軌道と落下地点が空間的にも時間的にも鮮明に見えているのではないだろうか。

| 「亜空間」の現象の周辺の周辺 | 2012.01.24(Tue)18:59 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

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