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 写真は先日奈良公園で撮ったもので,この立ち枯れた樹の天辺から上に向かって細い枝を伸ばしているのは,この樹に偶然落ちた何かの種子が芽を出したものではないだろうか。
 地面から3メートルほどの高さに,枝別れしてすぐのところで切り取られた太い枝の根本部分がいくつか見える。その内の下の3つはくっつかんばかりに寄り添っているにもかかわらず互いに無関係な方向に切り口を向けている。切り取られる前これらの枝はどのような形に枝を伸ばしていたのだろうか。何度となく枝分かれして,周りでそびえる樹木のように葉を豊かに繁らせていたことは推測できる。だが,切られたこの枝の様子からどのような空間が展開されていたかとなると,ぼくの貧弱な想像力のとても及ぶところのものではない。
 最近,家のベランダで植木を育てている。とは言うものの世話のほとんどは嫁さんがしているのだが。主に観葉植物で,枝や葉の付き方の多様さがたいへん面白く,それらが展開する空間の豊かさに圧倒されるばかりだ。
 
 こういった植物が形作る「亜空間」については後日展開しようと思う。

| 「亜空間」の現象の周辺 | 2011.11.21(Mon)19:08 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

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