モアレ

身体のわずかな動きにともなって,敷石の模様はモアレのような様相で変化する。次々に変わるブロックの表情はゆたかで見飽きることがない。
入口のドアの透明ガラスには,補強用の針金が斜めの格子状に入っていて,その格子の線と敷石の目地が微妙にずれて重なったことから生じた現象だった。
こういった現象は,目の前に現れても,普通は身体を大きく動かしてしまって,線どうしの微妙な重なり具合を消し去ってしまいがちだが,このときは椅子に座っていたので姿勢が安定し,現象を楽しむことができた。
| 「亜空間」の現象 | 2015.04.13(Mon)19:00 | Comments1 | Trackbacks0 | 編集 | ▲