旅行2

それは唐突に決まった倉敷観光のことで,30年以上前に二度ほど訪れているが,印象に残っているのは大原美術館とそこに隣接するエル・グレコというカフェくらいで,他はまったく記憶がない。
ところが,行ってみて驚いたのは,「倉敷美観地区」全体が見事にデザインされていて,街の特徴を存分に表現していることだった。様々なショップが魅力的な造りで,商品も個性的なものを揃えていて,見飽きず,時間が知らない間に過ぎて行った。
夕食は,現地のものを味わいたかったので,蔵をリノベーションした「浜吉 ままかり亭」という食事処に入った。一般に観光地の食べ物は味を濃いめにしてインパクトを強調したものになりがちだが,ここで頼んだ品物は,どれも淡泊な味付けで素材の良さを十分に引き出していて大変美味しくいただいた。賄いの人の対応もよくその人と嫁さんとぼくの3人で会話がはずんだ。
旅行の良し悪しはこういったことで決まり,これが永遠の記憶となるようだ。
| 「亜空間」の現象の周辺の…… | 2013.11.29(Fri)15:10 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 | ▲