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スピーカー

 近ごろ,テレビの音声が聞き取りにくくなってきた。アナウンサーの声は明瞭で問題はないのだが,滑舌の悪いコメンテーターやタレントなどは何を言っているのか分からないことが多い。そこで,身近に置いて聴けるテレビ用のワイヤレススピーカーを購入した。ソファーの前のテーブルに置いて利用しているが,なかなか重宝だ。

 このスピーカーを数歩離れたところから見下ろしたときのことだ。横からのアングルだったが,上面が平行四辺形に見えている(上の写真)。今まで使っていて,そこが平行四辺形だと認識したことはない(下の写真:基本的に直方体で,前と後ろの面が緩やかな曲面で張り出した形態になっている)ので,不思議に思って見直すが平行四辺形に違いはない。ゆっくりスピーカーに近付いて行ったが形は平行四辺形のままだ。ほとんど真上から見る位置まで来てやっと本来の形が現れた。
 実は,このスピーカーの上面は水平ではなく,手前が幾分下がって傾斜した形になっている。その傾斜した部分を何故か水平と見なしてしまったことで,形に歪みが生じたのだ。斜めの面を水平と見なすために,直方体の長方形の面を平行四辺形に歪めてしまうほどの強制力が働いたことになる。
 この間の平行四辺形は正当ではない仮の姿のため,その周りの空間はどことなく歪んでいて亜空間を形成している。

 身の回りで探しても,斜めの状態のものは意外なほど見あたらない。ほとんどのものは垂直か水平の状態になっていたり,そのように置かれていたりする。見慣れて安心感のある垂直や水平といったもので溢れる世界で,斜めの状態のものは特殊な存在といえる。
 まれにしか見ないこういった形態に出会ったとき,私たちの脳は正体がはっきりするまでの間,少々無理があっても見慣れた経験済みのものとして捉えるようだ。これらも普通はごくわずかな時間で修正されて日常の世界の一員となるので,記憶に残ることもないが,このスピーカーの場合は,アングルや影や光の反射などがうまく作用して,結構長い時間面白い現象を提供してくれた。

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| 「亜空間」の現象 | 2013.07.31(Wed)17:05 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

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秋岡久太(くだ)

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