iPhone

花粉症歴が10年を超えるぼくは,外出時はもちろんのこと,家の中でも花粉には結構神経を使っている。先日,ソファーに座ってiPhone の画面を見ていると,顔とiPhoneの間に白い小さな埃のようなものが浮いていた。花粉が漂っているのだと思い手で払いのけようとするが,何度試しても花粉のようなものはそのあたりから動かない。
払いのけられないはずで,浮かんでいたのは天井の照明の光がiPhoneのホームボタンに反射してできた像だった。ホームボタンの浅いくぼみが凹面鏡の役割をして,その3㎝ほど上に像を結んでいたのだ。
iPhone は今ので3台目で,恐らくこれまでに千時間以上は画面を見ていたはずだが,このことにまったく気付かなかった。この現象は,スプーンの凹みの上に浮かぶ光として本やHPでも紹介しているが,そんなことは前から知っていたという人と出会ったこともない。私たちは,日ごろ何を見て過ごしているのかと不思議に思わせる現象だ。
| 「亜空間」の現象 | 2013.03.29(Fri)19:42 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 | ▲