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小説『亜意亜夢』

Iam 小説『亜意亜夢』(私家版)を書きました。本を差し上げますので,希望される方はHP(http://www.akuukan.com)などからその旨をお申し越し下さい。

| 特別 | 2022.12.10(Sat)19:11 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

モアレ

 行き交う人や車がまばらで,昼食で寄った店の入口から通りの様子がよく見えている。舗道の敷石にはレンガくらいの大きさのブロックが同心円状に並べられている。その敷石が突然ザワザワとうごめいた。
 身体のわずかな動きにともなって,敷石の模様はモアレのような様相で変化する。次々に変わるブロックの表情はゆたかで見飽きることがない。
 入口のドアの透明ガラスには,補強用の針金が斜めの格子状に入っていて,その格子の線と敷石の目地が微妙にずれて重なったことから生じた現象だった。
 こういった現象は,目の前に現れても,普通は身体を大きく動かしてしまって,線どうしの微妙な重なり具合を消し去ってしまいがちだが,このときは椅子に座っていたので姿勢が安定し,現象を楽しむことができた。

| 「亜空間」の現象 | 2015.04.13(Mon)19:00 | Comments1 | Trackbacks0 | 編集 |

残像

 晴天の夕暮れ。日は落ちたが,西の空は残光でまだまぶしい。
 興福寺の境内で五重塔を背にして南円堂に向かうと,明るい空を背景にして逆光の南円堂が輪郭を見せている。屋根のてっぺんにある水煙に視線を固定してしばらく歩いたあと,足元の砂利道を見ると,暗い背景の中に白っぽい南円堂のシルエットがくっきり映し出される。綺麗な残像だ。
 残像は数秒で消えさるが,瞬きするたびに思い出したかのように蘇る様子がおもしろい。

| 「亜空間」の現象の周辺 | 2014.05.21(Wed)20:16 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

展覧会(3)


 展覧会の展示作品を追加しました。
 《展示作品》
 このページの制作では,全面的に奥谷さん(パズライトゾーン)のお世話になりました。ありがとうございました。

| 特別 | 2014.02.18(Tue)11:22 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

展示作品(2)

 
展覧会で展示する作品をHPで紹介していますが,作品を新たに追加しました。
《展示作品》

| 特別 | 2014.02.12(Wed)22:14 | Comments0 | Trackbacks0 | 編集 |

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秋岡久太(くだ)

Author:秋岡久太(くだ)
亜空間
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